国内地域通信事業者 様
CWDM式の敷設済み光ネットワークの保守用ツールとして導入。
SFPやAdd/Dropフィルタを経由した光信号の出力値や透過波長を現場で測定できるようになり、通信トラブルを早急に回避できるようになった。
移動が楽なハンディ型スペアナを誰でも手軽に操作出来るようになり、保守・開通作業のコストダウンとスピードアップ(スループット)の向上に繋がった。
効果
お客様のニーズ・課題
- CWDMネットワーク上の通信トラブルの原因を簡単に解明したい。
- Add/Drop等のWDMフィルタが介在した光ネットワークでは、一般のOTDRは使えない。(特定の波長しか通らないため)
- 新規開通に伴う伝送装置とネットワークの保守点検作業を効率化したい。
- 箱型の高価で大きなスペアナを敷設現場に持ち運ぶのは、重いし怖い。
- トラブルシューティングの保守管理に大きなスペアナを導入するのは非効率。
導入効果
- 現場で手軽に波長測定ができるようになったので、開通作業がはやくなった。
- 局側のトランシーバや経由地のCWDMフィルタもチェックでき、トラブル時の負担額と解決までの時間が激減した。
- 測定とコネクタ端面検査がセットになったことで、検査業務の信頼度が増した。
現状
お客様の主な業務
- 映像やIPの配信サービス業務
- CWDMネットワークの保守管理業務
導入前までのお客様の状況
- 通信トラブル発生の際は、原因特定をあきらめてトランシーバやフィルタを全交換。
- 原因を特定するには、大きくて、重くて、高価なスペアナを持ち運んでいる。
現状の問題点と要望
- 通信トラブル発生の際、原因の特定に時間がかかる。
- 原因の特定をする時のスペアナの持ち運びは手間がかかるし、高リスク。
- 原因の特定をあきらめ、全交換するのは高コスト。
- 手間とコストを抑えつつ、トラブルの原因を速やかに特定したい。
導入までのフロー
導入背景
新規開発に伴う伝送装置間の通信確認や、現用回線のトラブルをスピーディ且つローコスト でこなし、顧客対応力を強化したい。
CWDMネットワークの通信トラブルの際には、原因の特定が難しいため、場合によってはトランシーバやCWDMフィルタを全交換することもありました。原因究明に時間を掛けることはクライアントに対し、信頼を損ねる恐れがあるためです。また現場に高価なスペアナを持ち運ぶことなどを含め、非効率な状況が続きました。トランシーバの出力波長やCWDMフィルタの動作を、現場で手軽に確認できるツールの導入で、トラブルシュートや開通時の検証作業が格段に向上されました。
選定理由
設備費用の軽減だけでなく、移動可能なハンディ型測定器を活用する事で、従来の高価で大型の光スペアナを敷設現場に持ち運ぶことに比べ、費用対効果とリスク回避が実現できる。
選定のポイントは、
①光出力レベルと波長測定を正確且つリアルタイムに測定できる事。
②持ち運びに便利な事。
③低コストで導入できる事。
④操作が簡単でサクサク動く事。
⑤コネクタ端面検査もできる事。
システム内容
ITUグリッドに準拠した波長を備えており、各波長に光がどれだけきているのかひと目で判断できる。
合否判定の基準を設定すれば、機器が自動で光が規定値に達しているかを判断してくれます。端面スコープを使用すれば、コネクタの清掃状態を検査できます。
導入効果
低額の設備で時間と人手間をかけずに、CWDMネットワークの保守ができるようになった。
また、通信トラブル時の即時対応力upで信頼度が増した。
①現場で手軽に波長測定ができるようになったので、開通作業が早くなった。
②局側のトランシーバや経由地のCWDMフィルタもチェックできるため、トラブル時の負担額と解決までの時間が激減した。
③測定とコネクタ端面検査がセットになったことで、検査業務の信頼度が増した。
今後の展望
各地の施設で誰でも使えるフレキシブルな運用を図る。
スキルの有無や装置に対する認知度に関係なく、誰でも簡単に運用できる装置として期待できます。