単心はもちろん、多心MTにも対応。
高速かつ正確な端面の3D形状測定を実現しました。
製品特長
- 1.5μmの高分解能
- 単心で0.5秒、12心MTで5秒の高速測定
- 高い再現性
- オートフォーカスにより自動測定
- リファレンスミラーによるオートキャリブレーション
- 0.1nmレーザー干渉基準による高い正確さ
- 特殊なフェルールフィクスチャ
- 単心と72心までの多心の測定を両立
- 4.3mm×3.3mmの広視野により16心MTにも対応
- PC(0°)とAPC(8°)の高速切り替え
- 直感的操作ができる日本語ソフトウェア
機能・詳細
- 1.5μmの高分解能
- 高い再現性
- 高い正確性
- 特殊なMTフェルールフィクスチャ
- PC(0°)と8°APCを容易に切り替え
- オートフォーカス
- リファレンスミラーによるオートキャリブレーション
- ワンクリック操作
- 直感的操作のソフトウェアと3D画像の高い再現性
- 高速測定
最新の光学システムを用いているため、MPOの端面や構造を詳しく正確に撮像できます。生データの正確性が高く、信頼性のある3D解析結果が得られます。
コネクタを差したままで、測定を10回繰り返した結果を以下に示します。
12心MPOのファイバ突き出し・凹み量(Fiberheight)測定の再現性
12心MPOのファイバコアの凹み(CoreDip)測定の再現性
0.1nmのレーザー干渉で基準値合わせ(キャリブレーション)するため、高い正確性と一貫性があります。MT/MPOの測定において、曲率半径(ROC)、ファイバ突き出し量、コアの凹み量等、各要素の確かな測定ができます。
再現性の高いコアの凹み(Coredip)の測定値と鮮明なファイバーの形状が得られます。
特殊な形状のMTフェルール用フィクスチャは、メーカーが特許を有しています。
MTフェルール用フィクスチャは、様々な多心MTに対応しています。4心、8心、12心、16心、24心、32心、48心、72心に対応。一つのフィクスチャですべての多心MTが検査できます。
フェルールの角度測定についても正確で高い再現性があります。
フィクスチャは、耐久性が高く長寿命。検査対象コネクタのピン穴を傷めにくい構造です。
高い再現性を生かし、研磨用冶具の正確性分析にもお役立ていただけます。
MTフェルール用フィクスチャは、16心MT、12心MTにも対応。4.3mm×3.3mmの広視野で16心MTもカバーします。
フィクスチャは豊富なラインナップを有し、様々なコネクタに対応します。
フィクスチャの特殊なデザインにより、0° PC研磨(画像左)から8°APC研磨(画像右)の切り替えは、フィクスチャの上部を押すだけの簡単仕様。素早く切り替えができ、切り替えによる再基準値合わせは不要です。コネクタ抜き差しのありなしを問わず、高い再現性を保証します。PC/APCを問わず、様々な多心MT/MPOに対応します。
測定は、自動焦点合わせ(オートフォーカス)からスタートします。オートフォーカス機能によって各ファイバコアの差が除去されるだけでなく、測定手順が大幅に簡易化されました。特にAPCの測定について、以前よりも簡単になりました。
上がフォーカス前、下がオートフォーカス後です。各ファイバーコアの差が小さくなっている様子がわかります。
リファレンスミラーを搭載することで、自動基準値合わせ(オートキャリブレーション)が可能になり、どんな状況下でも最高の性能が得られます。手動調整とデータ補正による従来の基準値合わせと比較すると、オートキャリブレーションは高速かつ正確です。
操作はワンクリックのみですべての測定工程を完了することができます。焦点合わせ、基準値合わせ、撮影、分析、計測まですべて自動です。検査レポートは数秒で生成されます。
ソフトウェアは標準化されており、直感的に使えます。リアルタイム画像や3D解析、断面図、凹凸図、判定結果が画面上に表示されます。操作性が高く、使いやすい構成です。
3D解析の詳細は研磨結果に表示され、研磨工程の分析や品質向上にご活用いただけます。
下の画像は、左から、端面の研磨状況とキズの様子、大きなコアの凹み、わずかなコアの凹み、シングルモードファイバコアの凹みです。3次元画像のため、端面やファイバの様子が一目でわかります。
MPOの高速測定を可能にしました。単心光ファイバ測定は0.5秒、12心MPOファイバコアの測定は5秒で完了します。